全力片思い
同じだから気づかれた気持ち
【今日から学校に行くね。いつもの車両で】
次の日の朝に届いた光莉からのライン。
可愛いスタンプもつけて送られてきた。
よかった光莉、風邪治ったんだ。
まずそのことにホッとし、いつも通りの文面を見ると、昨日手紙を届けたであろう笹沼くんからは、なにも聞いていないようだ。
光莉はなにも知らない。
柳瀬の気持ちも、私の気持ちも、昨日途中まで私が笹沼くんと一緒に光莉の家に向かっていたことも。
「だったらいつも通りでいないと」
ラインを返しながら自分に言い聞かせる。
「よし、行こう!」
返信した後、バッグにスマホをしまい戸締りを済ませて家を出た。
光莉とはいつも三両目の車両で会うことになっている。
短い時間だけど、電車の中でも会話が途切れることがない。
そんな当たり前の日常を今日もしないと。
次の日の朝に届いた光莉からのライン。
可愛いスタンプもつけて送られてきた。
よかった光莉、風邪治ったんだ。
まずそのことにホッとし、いつも通りの文面を見ると、昨日手紙を届けたであろう笹沼くんからは、なにも聞いていないようだ。
光莉はなにも知らない。
柳瀬の気持ちも、私の気持ちも、昨日途中まで私が笹沼くんと一緒に光莉の家に向かっていたことも。
「だったらいつも通りでいないと」
ラインを返しながら自分に言い聞かせる。
「よし、行こう!」
返信した後、バッグにスマホをしまい戸締りを済ませて家を出た。
光莉とはいつも三両目の車両で会うことになっている。
短い時間だけど、電車の中でも会話が途切れることがない。
そんな当たり前の日常を今日もしないと。