【企】キミは今日も、瞼を重そうにしている。
愛しの小人くん
。。+゜゜。。+゜゜
「うーん、気持ちのいい朝ね!」
ベッドから身を起こし、大きく背伸びをする少女。
小屋の小窓から外を覗くと、陽が燦々(さんさん)とふりそそぐ。
こんな日は、絶好のお出かけ日和です。
「何して過ごそうかしら。川まで行ってひと泳ぎ? 木々の果実を食べて歩くのもいいわね」
お城に住むお妃様に、美しすぎるが故に命を狙われた彼女が逃げた先……
それがこの、緑豊かな森でした。
木々が生い茂り、川が流れ、小鳥やウサギたちが住んでいます。
少女は、呟きました。
「こんな日は……彼らがやってきそうね」