レモン・キャンディー【短編】
そんな風に思っていても、時間は止まってくれなくて、あっとゆーまに大地がうちに来る日が来た。
「お邪魔しまーっす」
大地が来た。
この声を聞いただけで、ドキドキしてる自分が嫌だった。
「い、らっしゃい・・・」
久しぶりの大地はさらにかっこよくなってて、直視できなかった。
「適当にくつろいでていいから!
・・・あたし、部屋行ってる」
一緒にいるとおかしくなっちゃいそうで、あたしは早く大地から離れようとした。
「ちょっと待てって」