レモン・キャンディー【短編】
私は、大地への想いがめいっぱい詰まった手紙を手に、大地の家に向かった。
いつ決めたのか自分でもわからない。
けど、いつのまにか手紙を書いてたし、告白しようって決意してた。
なんか、不思議だな。
いつもなら30秒でつく大地の家が、すごく遠く感じた。
いつのまに心臓がドキドキしてた。
告白するのなんてはじめてで、今から自分が告白するなんて実感これっぽちもなくて、全部が人事に感じた。
でも、心臓だけはやたらうるさかった。
ピーンポーン
「はい」