恋して愛して


「もう…いいんじゃ…?」

「そだね!さっ、お昼ご飯食べに行こう!」



大翔君のおすすめのお店に行くらしい。


お店は広々としてて、和風って感じだった。

和の感じなのにパスタ屋さんだった。


「このパスタ美味しい〜。なんか梅が効いてて…うん。美味しいっ」

「よかった!美味しいって言ってくれなかったらどうしようって、ドキドキしてた」

「えぇ?そうなの?」


大翔君は、ニコニコしながら私を見る。

「なに?」

「あ〜んは?」

「しないしないっ!」


私はまたパスタを一口食べる。

「なんでー?今は付き合ってるんだし、心置き無くっていうか、なんつーか。

とにかく!いいじゃん!」


「…はい。」


パスタをくるくるして、大翔君の口へ運ぶ。

「んー…うまっ。優衣ちゃんの味もする」

「し、しないよっ。やめてよ〜」

「ごめんごめん。ははは」
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