恋して愛して



食べ終わってしばらくして、泊まりの話を思い出した。

「大翔君がもし仕事休みならなんだけど…

友達の親戚の旅館に泊まりに行くんだけど、大翔君は行く?」

「行く!仕事休みにしても行く!」

乗り気で良かった〜

「じゃ日にち決まったら教えるね!」

「うん!」

大翔君は、暖かい紅茶を飲みながら、私をじっと見てきた。

なんだろ…

「恭介は?」

「えっ?」

「恭介は来るの?」

「あー。どうだろう。花恋が誘ってたら来るのかなー?あはは」


私はなぜか気まずくなった。

反応の仕方がわからない。

恭介君の話題出されると…調子狂う。


「じゃー、今日はありがと!」

いつのまにか日は暮れてて、あたりが暗い。
なんか冬って寂しい。
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