恋して愛して


あっという間に時間が過ぎて、宿泊先に到着。

わ。雰囲気が伝統を感じる。


「おじーちゃん!」

「おぉ。よく来たなぁ。さ、皆さんもどうぞ中へ」

優しそうなおじいさんが、ニコニコしながら招き入れてくれる。

「お部屋は2階にございますので、係の者がご案内します」

係員さんの指示通り、部屋に着いた。


大部屋が一つあって、その中で三つくらい部屋があった。


「さ!お風呂お風呂!」

花恋はタオルと浴衣を持って準備バッチリ。

「花恋たら、気が早すぎ!」

「そう?でもいい湯だよ〜早く入ろ」



私たちは、露天風呂に浸かる。

「はぁ。きもちーー!」

思わず声を出しちゃった。

ほんとにいいお湯。

熱すぎず、温すぎない。丁度いい。


「私まで連れてきてもらって…良かったの?」

「良くなかったら、ここまで連れてこないよー」
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