恋して愛して
大翔君に言われ、私は早く着替えた。
冬の朝に着替えるのは、スピードがないと寒い。
「よぉーし!さ、観光しますか!」
翔君はいつも通り元気。
その明るさに、少し救われるよ。
とりあえず車に乗って移動。
私は大翔君と恭介君の間の席になってしまう。
どうしてこんなところに…
でも眠い…
ウトウトしてると、大翔君の手で頭が勝手に大翔君の肩へ動く。
身長が小さいから、大翔君の肩の位置がちょうど良かった。
「少しだけ…」
私はそれだけ言って、眠ってしまった。