恋して愛して
モヤモヤと、イライラの感情を抑えながら、やっと昼休みになった。
「恭介!購買行こうぜ」
「は?弁当ないのかよ」
仕方なくついていく。いちごミルク奢るという約束付きで。
「ほらよ」
「さんきゅ」
いちごミルクを早速飲む。
「優衣ちゃん…大翔っちと別れたんだって」
「ゴホッゲホッ…はぁ?!」
急に言われてむせた。
別れたって…なんで。
「理由はわからないけど、優衣ちゃんから別れたいって言ったんだって。」
あいつから…
「なんで俺にそんな話してんの」
「なんで?んなの決まってんじゃん。応援」
翔はサンドイッチをかじってそう言う。
…応援か。
教室に戻ると、優衣と篠山の姿は見えなかった。
多分、屋上あたりだろうな。