恋して愛して
今日は変な日だ。
放課後、私と恭介君は委員会があった。
とりあえず、自己紹介とか委員会に向けての意気込みとか発表させられた。
みんなの視線が、私に刺さって怖かったけど。
とりあえず、言い切った。
恭介君は、態度が悪いと生徒指導の先生に呼び出しを食らってしまった。
教室から去るとき、恭介君と目があった。
なんか、「待ってろ」って言われたような気がした。
そんな変な理由で、私はとりあえず恭介君を待つ事にした。
なんにもしないのもつまらないから、校内をふらふら歩き回ってた。
あれ?あそこに立ってるのって…花恋?
帰ったと思ったのに、まだ校内に居たんだ。
何してるんだろう。
私は一歩一歩近づいていく。
誰かと話してる。
その話している相手を見て、私は思わず声が出そうになった。
だって、花恋が堀先生と話していたから。