恋して愛して
サプライズ
11月に入って、どんどん寒くなってきた。
ブレザーの下に、セーターを着る季節に突入した。
そんなこんなで、もうすぐ恭介君の誕生日を迎えてしまう。
プレゼントが全く決らない。
そこで緊急相談。
まずは翔君に。
「翔君…恭介君の誕生日、何あげたらいいかな。なにかアドバイスを…」
「んー。優衣ちゃん自身をプレゼントしたら?」
「…え?」
翔君は花恋に叩かれる。
改めて、翔君は私にアドバイスをくれる。
「ごめんごめん。えっとー、なんか食べ物作ってあげるとかは?
男っつーのは手作りに弱いわけよ。聞いてる?花恋ちゃん?」
「…」
二人のコントは、いつ見ても飽きない美しさ。
そこまで行くと、ちょっとどころじゃないけど気持ち悪いよね、私。
手作りかぁ。なるほど。