恋して愛して
恭介君はまた肉じゃがを食べ始める。
それは作ってもいいということか…
放課後、花恋と帰ることにした。
サプライズがバレたら嫌だし。
「恭介君の1日の食事を、私が作りたいの。どうかな?」
「いいじゃん!丁度日曜日だし、買出しとか一緒に行って。
…夫婦みたいにね〜」
最後の言葉は、なんか、意地悪さが入ってた。
「で、本命のプレゼントは…これ。」
「あいつにこれを?」
「うん。私の気持ちを込めて」
「…藤崎がどんな顔するのか、楽しみ。季節は大丈夫?」
「そこは平気!」
「そう?」
本命は、ちょっと恭介君らしいとは言えないけど。
こんなプレゼント、漫画とかでしか見ないけど。
いいの。伝われば。