恋して愛して
「今日は…恭介君を一日ずっとお祝いしたい!
だから、朝から…夕方頃まで。私にお付き合い下さい。」
私はお辞儀をした。
恭介君は、吹いた。
「なんだそれ。いいけどさ、フッ。変なやつだな」
いつもより早起きして、だんだん眠くなってくる。
「大丈夫か?寝る?」
恭介君は気を使ってそう言ってくれる。
いやいや、今寝たら何もかもが台無し。
「ううん!それより、この部屋掃除してる?
なんかー、散らかってない?」
それは家に入ってから、すぐに思ったことだった。
割とホコリがあって、ゴミとかもさっきはテーブルに散乱してた。
「あー、たまに窓開けるくらい。」
「え。それ空気入れ替えてるだけじゃん」
「それで空気は掃除してる」
「…掃除しよう。」
私は立ち上がって、窓を開ける。
「主婦だな」