恋して愛して
「これはなに?」
知らない人が、白いボードでおはじきの大っきい版をたくさん弾いてる。
「あー、それは今やってるみたいにはじいて、相手のゴールに入れるやつ。」
イメージは、サッカーとかに似てる。
「やる?」
「うん!やってみたい!」
初めてのことでワクワクしてた。
恭介君がお金を入れてくれて、ゲームが始まる。
一つずつ、おはじきが出てきた。
あ、なんだ。これならいけるかも!
弾いて、時々恭介君の方の穴におはじきが吸い込まれていく。
「やったー!」
「1個いれたくらいでビービーうるさい」
恭介君はそう言って、大人気なく弾いてくる。
最後の方には、たくさんのおはじきが出てきて、てんやわんや。
でもほんとに楽しい。
終始笑ってた気がする。