恋して愛して


「恭介君怖いよー!本気じゃん」

「お前に負けられるかよ」


恭介君は、UFOキャッチャーで、可愛いくまを取ってくれた。

しかもかなりのサイズ。


「わぁー。ありがとう!」

くまを抱き抱えて、そう言うと頷くだけで


ゲームセンターだけで、1時間が過ぎてた。

「恭介君!あれは?」

特に女の子たちが集まる場所があった。

男の人の姿は全然ない。

だから気になった。


「あー、あれは…プリクラ」

「なにそれ?」

「写真撮るやつ」

「へー。撮ろうよ!」

「いや、あれは。まずいだろ」

恭介君は考えては、首を振った。

恭介君と写った写真なんて、ないんだよね。そういえば。

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