恋して愛して
「大丈夫。次は今よりもっと優しくするから。優衣は今のままでいい。」
そう言って頭を撫でる。
優衣は優しく抱きついてくる。
子供かよ。
なんて思ってるけど、正直きつい。
さっきやらかしたばっかだから、何するかわかんねえ。
「お前、今日は帰るんだろ?」
「あ、そうだ。食器洗うね!」
「いや、いいよ、そのまま…」
「え?恭介君って食器とか洗うの?」
真面目な顔で聞かれて、俺は黙り込む。
一週間後くらいには洗ってるけど。
その頃にはかびてて、捨てるパターンが多かった。
「お願いします」
俺は頭を下げてお願いをした。
優衣は笑って、食器を洗い始める。
毎日来てくれたら…
そりゃ無理か。
優衣も大変だろうし。