恋して愛して

だから、今日もバイトに行く。

「そ、か。わかった。じゃバイト気をつけろよ〜」


恭介君は先に帰ってしまう。

バイトがきついって言うより、恭介君と一緒にいれない方が辛い。


でも恭介君のために頑張ろ!




12月23日。クリスマス前日。

お給料も入ってたし。

恭介君のプレゼント買いに行こうっと!


私は1人で、駅近くのデパートに行った。


「あ、あのー。」

私は勇気を出して、お店の人に話しかける。

意外とっていうか…普通に笑顔の優しいお姉さんだった。

「クリスマスのプレゼントを買いに来たんですけど…」

「彼氏さんですか?」

わざわざ、遠まわしに言ったのに確信をつかれる。

「あ、そうです。」

「でしたら〜、こちらのネックレスなんてどうでしょうか?

ほかのと比べて断然お手頃で、デザインもいいものですが?」
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