恋して愛して
体育祭
恭介君が髪の毛を切った反響が、すでに出ていた。
「恭介く~ん!」
学校の女の子たちは、恭介君に寄っていった。
「あー、ごめんね~。恭介のやつ疲れてるらしいから
休ませてあげてくれる?」
翔君が、なんとか女の子たちをなだめてくれた。
「いいじゃ~ん!優衣にいいところ紹介してもらって良かったね!」
花恋も恭介君の髪型を気に入ってくれたみたい。
「もう、体育祭の練習も終盤になってきたけど、
リレーのほうは大丈夫?優衣ちゃんと恭介」
「「あ。」」
私と恭介君は、忘れてた。
特に私は、自覚なんてしてない。