恋して愛して
「なにしてんの。」
上から降ってきた、男の人の声に心臓が飛び出そうになる。
ゆっくり振り向くと、背の高い男の人。
「同じ高校のやつが、俺の家になんか用?」
俺の家…?ってことはこの人が、藤崎さん。
「て、手紙です。どうぞ…」
「んなもん、いらねーから」
と、とにかく、ここから1秒でも早く立ち去りたい。
「もらってください!で、では!」
無理矢理渡して、その場から逃げるように去ってきた。
…こ、怖かった。