恋して愛して
「あー。藤崎のところに行かされたんだ。」
次の日、花恋に話す。
「花恋知ってるの?」
「まぁね。週に何回か学校来てたよ。最近は全然きてないかな?」
そんなに、来てないんだ。
でも、いたら絶対分かりそうだもんね。
あんなに背が高くて怖くて…思い出したら、怖くなってきた。
今日も、来てないみたい。
また放課後に先生に呼ばれたりして…
「じゃ、今日もよろしくね」
案の定だった。
雲行き怪しいし。早く行って、早く済ませよう。
藤崎さんの家に着いた。
よし。
ピンポーン。
・・・また居ないのかな?
そう思ってたら、雨が降ってきた。
て、手紙が濡れちゃう。
ど、どうしよう。
私って、雨女なのかな…
と、とにかく屋根のあるところ…