恋して愛して
「もー!もっと自信持ちなって!
優衣は、この弾力があるでしょ?」
そう言って、私の胸をつついてきた。
「か、花恋!」
「ぷっ。ご、ごめんったら!」
私たちは、海の家に戻った。
「優衣ちゃん!?」
翔君は、私を驚いた目で見る。
「は、はい!」
びっくりして、大きな声がでてしまった。
「優衣ちゃんが、そんなに大きかったなんて…知らなかった。」
翔君の目線は、私の胸に。
思わず、自分で隠した。
その瞬間花恋が、翔君にビンタした。
「ってぇな!なにすんだよ!」
「そういうこと言うなっつーの。」
「ご、ごめんね?優衣ちゃん」
「う、うん。大丈夫。」
不意に恭介君を横目で見る。
ただ黙って、座ってた。
・・・
「恭介!泳ごうぜ!」
翔君は、いつにもましてはしゃいでいた。
「翔は浮き輪がいるんじゃねーの?」
そう言って、翔君を馬鹿にする恭介君。
なんだかんだ言っても、二人とも仲がいいんだよね。
二人とも海に走って行っちゃった。
「さ。あたしらは、BBQの準備しよ!」
「うん!」