恋して愛して

「もー!もっと自信持ちなって!

優衣は、この弾力があるでしょ?」

そう言って、私の胸をつついてきた。

「か、花恋!」

「ぷっ。ご、ごめんったら!」

私たちは、海の家に戻った。

「優衣ちゃん!?」

翔君は、私を驚いた目で見る。

「は、はい!」

びっくりして、大きな声がでてしまった。

「優衣ちゃんが、そんなに大きかったなんて…知らなかった。」

翔君の目線は、私の胸に。

思わず、自分で隠した。

その瞬間花恋が、翔君にビンタした。

「ってぇな!なにすんだよ!」

「そういうこと言うなっつーの。」

「ご、ごめんね?優衣ちゃん」

「う、うん。大丈夫。」

不意に恭介君を横目で見る。

ただ黙って、座ってた。

・・・

「恭介!泳ごうぜ!」

翔君は、いつにもましてはしゃいでいた。

「翔は浮き輪がいるんじゃねーの?」

そう言って、翔君を馬鹿にする恭介君。


なんだかんだ言っても、二人とも仲がいいんだよね。


二人とも海に走って行っちゃった。

「さ。あたしらは、BBQの準備しよ!」

「うん!」
< 53 / 304 >

この作品をシェア

pagetop