Princess
『仕事が早く終わりそうだから、この後デートしない?

会社の近くにイルミネーションがキレイなところがあるんだ』

「デ…!?」

画面に表示されたメールの内容に、あたしは声をあげた。

修哉さんと一緒に出かけるのは2回目である。

と言うか、デートですか!?

「遊園地の時はそんなこと言ってなかったじゃないの…」

それ以前にまだつきあっていないのですが…。

なのに、修哉さんから“デート”と言う単語が出されたとたんに心臓がドキッ…と鳴っている自分がいた。

一体どう言うつもりなのだろうか?

『行きます!

何時にどこで待っていればいいですか?』

そう思いながら、修哉さんにメールの返事を作っている自分がいた。
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