Princess
「いや、あってるとかどうとかじゃなくて…。

ただ単に、修哉さんといるのがいいと言う訳でして…」

驚いた顔をしている修哉さんに説明しようとしたら、
「それって…俺のことが好き、であっているかな？」

修哉さんが言った。

「えっ…？」

好きって、あたしが修哉さんをですか？

「俺、ほのかちゃんのことを好きになったみたいなんだ。

一緒に暮らしているうちに、ほのかちゃんなら信用できるし、全てを任せることができるってそう思ったんだ」

修哉さんはそう言って微笑んだ。

「修哉さんがあたしを好き…？」

呟くように聞いたあたしに、
「うん、俺はほのかちゃんが好きだよ」

修哉さんが答えた。
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