Princess
「ほのかちゃんは、俺のことをどう思っているの?」

そう聞いてきた修哉さんに、
「あたしも好きです」

あたしは答えた。

「あたしも、修哉さんが好きです」

「…ホント?」

そう言ったあたしに、修哉さんは聞き返してきた。

「本当です」

あたしは首を縦に振ってうなずいた。

修哉さんと一緒にいることが楽しくて、修哉さんと一緒にいると心臓がドキドキする。

手を繋がれても特に嫌悪感を感じないのは、それは修哉さんだからだ。

相手が修哉さんだから。

あたしは、修哉さんが好きだから。
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