Princess
「ああ、はい…。

こう見えても料理はできますので…よろしかったら、修哉さんの分もありますけれど食べますか?」

そう聞いたあたしに、
「じゃあ、お腹すいたからいただこうかな。

その前に着替えてくるから」

修哉さんは答えると、寝室の方へと入って行った。

「これでよかったのか…」

修哉さんの後ろ姿を見送った後、あたしは呟いた。

それからキッチンに行くとフラパンに入ってるカルボナーラを少しだけ温め直すと、皿に盛りつけた。

フォークとカルボナーラを置くと、シャツにジーンズ姿の修哉さんが戻ってきた。
< 30 / 150 >

この作品をシェア

pagetop