Princess
よかったー…。

ホッと胸をなでおろしたあたしに、
「座って食べたら?」

修哉さんが声をかけてきたので椅子に腰を下ろした。

再びカルボナーラを食べ始めたあたしに、
「カルボナーラの他にも作れる料理はある?」

修哉さんが聞いてきた。

「まあ、ひと通りのものならできます」

そう答えたあたしに、
「明日からほのかちゃんに料理を任せてもいいかな?

朝ご飯は仕事のこともあるから俺がご飯を作るけど、晩ご飯はほのかちゃんが作ってくれる?」

修哉さんが言った。

「えっ、いいんですか?」

あたしは思わず聞き返した。
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