Princess
そもそも、それはいくらで買えるのだろうか?

それにどうやって、何を書けばいいのだろう?

もう少し言うならば、
「履歴書って何だ?」

履歴書持参だと言われたものの、あたしはそれが何なのか全くわからなかった。


修哉さんが帰ってきたのは、夜の11時を過ぎてからだった。

「ただいまー」

「おかえりなさい、修哉さん」

玄関まで出迎えにきたあたしに、修哉さんは驚いたと言う顔をした。

「いつも寝ている時間なのに、今日はどうしたの?」

修哉さんの言う通り、この時間はあたしはすでに夢の中である。

こう見えても規則正しい生活をしているんです。
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