Princess
「違法って、それって…」

躰を使ってやるお店ってこと?

しかも、“違法”って…法律に触れているって言うことですよね?

「わかった?」

そう聞いてきた修哉さんに、
「はい、わかりました…」

あたしは答えた。

「でも、どうすればいいですかね?

明日、面接に行くって…」

「そんなもの、わざわざ連絡する必要なんてないよ。

もし連絡がきたら、違うところで働くことになったって言って断ればいいよ。

多少は叱られるかも知れないけど」

修哉さんはふうっと、息を吐いた。
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