Princess
ゴクゴクと、よっぽど喉が渇いていたのだろう。

修哉さんが口から離した時、スポーツドリンクは半分くらいになっていた。

念のため3本買ったから全部飲んでもよかったんだけどな。

修哉さんの手からスポーツドリンクを離すと、ベッドの横のテーブルに予備のスポーツドリンクと一緒に置いた。

「今、雑炊を作ってきますので待っててくださいね」

「うん、悪いね…」

修哉さんが返事をしたことを確認すると、寝室を後にした。

キッチンに行くと、冷蔵庫から冷凍のごはんを取り出して電子レンジで温めた。

その間にエコバックからねぎとたまごを取り出すと、調理を開始した。

「よし、できた!」

茶碗に雑炊を装うと、レンゲと水を乗せたお盆のうえに置いた。
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