最後の100日~君に幸あれ~
「天使じゃないよ。
僕はただの浮遊霊。美奈のことが大切な浮遊霊だよ。」
フニャっと子供のように笑うルイ。
私のことを大切な…。
家族のように大切な…?
「私も!ルイのこと、家族みたいに大切!!」
「っ!…ありがとう」
そして二人で笑い合った。
家族のように大切な存在のルイ。
ルイのおかげで私は恋をしれたよ。
とっても大好きで、ずっとそばに居たい人に出会えた。
「ルイっ!!!
ありがとう!!!」
私は自然な満面の笑みでそう伝えた。
だけど、少しだけルイが悲しげな表情を見せて居たことに気づかなかった。