最後の100日~君に幸あれ~
私は手紙を読み終え空を見た。
「もう、下手くそな字だなっ…読み…づらいよっ…っ!!…ルウ…ありがとうっ…」
泣くことをルウは望んでいない。
でも、今日ぐらい許してくれるよね?
祐君は私を心配そうに背中をさすってくれる。
「祐君…ありがとう。
もう大丈夫だよ…」
「うん。
美奈に感謝を伝えたくて会いに来たんだと思うよ。
だから、前に進もう?
美奈や俺、拓磨がルイのことを忘れることはない。
ずっと覚えている。」
うん。と私は頷く。
ここで止まってられないよね。ルウ?
私、前に進むよ。
祐君と一緒に前に進むからね?
私に大切なことを教えてくれてありがとう。
ありがとう
ルウ…。