最後の100日~君に幸あれ~
一つ息を吐き私は制服へと着替えた。
ルウの命を奪った私には幸せになる資格なんてない。
だから私は友達を作らず一人で過ごす。
以前のように笑うこともなくなった。
「お母さん。行って来ます」
寝室で寝ている母へ小さな声で呟き私は家を出た。
父と離婚してから、母は働き詰めの毎日を送っている。
私は高校に行く気なんてなかった。
就職して母を楽にさせたかった。
それを拒んだのは母だ。
高校は行かせたいって言われた。