最後の100日~君に幸あれ~
『ん!?』と言うルイさんの声に驚き私は顔を上げた。
「初めて食べた!!!
美味しいね!これ!」
「びっくりした。
他のも食べていいよ…?」
私は弁当をルイさんの元へそっと近づけた。
「美奈が食べる分がなくなるからもういらないよ。
ありがと」
「私は大丈夫だから、ルイさん食べていいよ?」
「僕は美奈が食べてるところを見てるだけでお腹いっぱいだから、ちゃんと食べなさいっ!」
ニコッと笑いながら言うルイさんから目をそらし私は頷いた。
ルイさん…カッコいいなぁ…