最後の100日~君に幸あれ~
ーガチャ
「ふぅ…。あれ…?」
今日は珍しく先客がいた。
屋上のど真ん中で横になりながら寝ている男の人。
初めて見る人だなぁ…。
男の人は私と同じ制服を着ていて、髪の色が茶髪。
腕で顔を隠しながら寝ている。
私と同じ二年生かな?
疑問に思っていると彼は目をな覚ました。
「あ、オクムラ ミナ。」
彼は私の名前を呟き私の前に立った。
「え、えっと。
なんで私の名前を…?」
「えっとね。
オレは、君、奥村美奈に復讐をしに来たんだ」
彼はそう言って微笑んだ。
一言で言うと男の人とは思えないほどの綺麗な人。
その人の口から告げられた復讐の言葉に私は首を傾げた。