最後の100日~君に幸あれ~

「奥村さん、ちょっと良いかな?」

隣のクラスの女の子に呼ばれ私はトイレまで連れていかれた。
嫌な予感がする。

すごく嫌な…胸騒ぎがするんだ。

トイレに入った瞬間私は待機していたと思われる数人の女子に個室に押し込まれた。

「え!?ちょっと!なに!?」

「あんたさぁ、最近祐一に気に入られてるからって調子に乗りすぎ」

「てか、あんたのために髪染めたとか絶対嘘だから」

「拓磨君があんただけの優しいからって勘違いしないでよ!」

散々の罵倒のあと、頭の上から冷たい水が降ってきた。

気が済んだのか女の子達はトイレから出て行き、辺りは静かになった。

また同じことの繰り返しか。

前髪切らなきゃよかったかな…?

私はチャイムが鳴ったのを聞き保健室へ向かった。

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