最後の100日~君に幸あれ~
「それなら良かった。
奥村さんのことよろしくね?
祐一からもお願いします!
…んで、お前は何奥村さんとコソコソ話してるの?」
「え…!?」
二階堂君は笑いながら私と沢田君の方を見た、その笑顔は黒くて少し体が震えた。
「別に、俺からも頼みます。
奥村さんをよろしくね?」
「は、はいっ!
沢田君思ってたのと違うんですね。
なんか、女の子なら誰でも良さそうで、何でも適当に済ませてそうって思ってました。
…あっ!突然すいません!!」
葵ちゃんは正直だ。
確かに私も最初は沢田君の事をそう思ってた。
でも今では違うって気づいた。
「柊さん結構言うね…」
なんて沢田君は苦笑いしてたけど、皆本当の自分を出して仲良くなれたら良いなぁって思う。