キミが好きなのは俺

「ハハッ、かず、

 きっと駐車場で忙しいだろうし、大丈夫だよ。」



そして、健一さんは少しかがんで、私と目の高さを合わせ、

人差し指を口元に近づけながら




「かずには、秘密ね。」




そう言って微笑んだ。






「あ…、はい。」





健一さんの微笑みが、なんだかセクシーに見えて、

心臓がドキドキした。





女慣れしているのかな、それとも、自然にやっているのかな。
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