キミが好きなのは俺
「だって、陽菜ちゃんがフットサル部に入ってくれたから、
かずとも出会えたでしょ。そして、おれは陽菜ちゃんに出会えた。
陽菜ちゃんがかずと知り合いになってくれなかったら、
きっとおれは陽菜ちゃんと出会うこともなかっただろうしね。学部だって全然違うし。」
言う微笑みながら、私の目を見て健一さん。
うーん・・・今の話と太陽がどうつながるのかな…?
「それで、陽菜ちゃんがフットサル部に入ったのは、
外が暑いからだったんでしょ。
だから、外を暑くしてくれる太陽に、おれは感謝。」
・・・なんか、健一さんすごくキザこと言ったよね。
多分普通の人がこんなこと言ったら、ちょっと引かれそうだけど、
不思議と健一さんが言うと、全然そんな風に感じないかも。