キミが好きなのは俺
その後、かずさんは、
私と健一さんをそれぞれのお家まで送ってくれて、私たちはお別れをした。
私のお家は、オートロックのついた5階建てのマンションで、
私は4階の3号室に住んでいる。
親が一人暮らしをする際に、
オートロックはついてないとダメ、
1階と2階は変な人が入ってくるかもしれないからダメ、
っていうから、このお部屋になった。
でも、エレベーターもついているし、
比較的最近できたマンションだから、とても快適に生活できている。
部屋についた私は、すぐにシャワーを浴びて髪を乾かし、ベッドにダイブした。
「本当に今日は・・・、濃い1日だったな。。。」
優くんのこと、健一さんのこと。
たまたま隣に座った優くんと目が合って、話して、少し仲良くなって、コンビニでも再会して。
急に行くことになったお花見で健一さんと知り合って、デートに誘われて。
私は今日の出来事を振り返っていると、そのうちだんだんと意識が遠のき、
疲れもあいまって自然と眠りについていた。