キミが好きなのは俺
「で、続き!」
席について、ご飯を食べ始めようとすると、
亜紀ちゃんは私の話を急かすように、机に手をついて体を前のめりにしていた。
とりあえず、お腹がすきすぎていた私は、お米を口に入れて、ちゃんと噛んで飲み込んでから、
さっきの続きを話した。
「だからね、お家の前のコンビニで会ったの。優くんに。」
「へ?お家の前って、誰の。」
「それはもちろん、私のお家に決まってるよ。」
優くんのお家までは、さすがに知らないし。
「この前話したでしょ?最近引っ越したマンション。そこのすぐ目の前にコンビニがあって、そこで会ったの。」