キミが好きなのは俺
午後は亜紀ちゃんと違う授業をとっているから、食堂でお別れ。
私は再び3号館へと向かう。
また3号館で授業だから、ちょっと気分が下がっていると、
前から優くんが一人で歩いてくるのが見える。
優くんは、まだ、私のことに気づいていないみたい。
「優くん!」
声をかけると、私に気づいてくれたみたいで、私に微笑んでくれる。
「陽菜ちゃん、おつかれ。さっきぶりだな。」
「おつかれさま。そうだね、さっきぶり。」
「今から授業?」
「うん。そうなの。また3号館に戻るんだ。」