キミが好きなのは俺
うわぁ・・・、私、優くんと、お隣のお隣さんだった。
1ヵ月住んでいたのに、全く気付かなかったし、知らなかった。
そういえば優くんって、大学に入ってから一人暮らししているんだよね。
ということは、ずっとここに住んでいて、私がたまたま3号室に引っ越してきたんだ。
なんか…、すごい偶然だな。
優くんは、びっくりしなかったのかな。さっきからそんな様子が全然見受けられないけど。
もしかして、もうすでに知っていたとか?
だから、全然驚くこともなかった・・・そう考えることもできるよね。
「ごめん、お待たせ。」
優くんが部屋から出てくる。
「あ、ねぇ、優くん・・・」
「はい、これ。」