キミが好きなのは俺
私が、「実は私がここのマンションに住んでいること、知ってたの?」って聞こうとしたら、
それを言う前に、優くんはコンビニのビニール袋を私に差し出した。
「え・・・、何?」
私はそれを受け取り、袋の中を確認してみると、
「あっ・・・、牛乳ぷりん・・・。」
しかも、3個も入っている。
優くんが言っていたお礼って・・・、もしかして、これのことだったのかな。
「これ・・・、私がもらっていいの?しかも、こんなに。」
「うん。大したものじゃないけど。」