キミが好きなのは俺

「あ・・・、優くんに質問するの、忘れた。」





今度会ったら、聞こうかな。

でも、やっぱり知っていた気がするなぁ。


そうだとしたら、私と初めて話した日には、すでに私のこと知ってたのかなぁ?





いろいろ考えが浮かぶけど、実際に優くんに確かめることもできないし。




とりあえず、お部屋に帰ろうかな。

優くんにもらった牛乳ぷりんもあるし。





気になることもたくさんあるけど、今は牛乳ぷりんを食べて、考えることはやめよっ。






私は、さっきもらった牛乳ぷりんの袋を揺らさないよう大切に抱え、


3号室へと向かい、ドアを開け、自分の部屋に帰った。
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