キミが好きなのは俺
週が明け、
今日は1、2コマ続けて優くんと授業が同じ日。
優くんと初めて会ってから、もう1週間も経ったんだな。
今日は少し早く起きることができたから、準備も余裕で終わった。
先週は手抜きメイクだったけど、
少しおしゃれをしたい気分になり、チークとマスカラも付けてみた。
ベッドに置いてある時計を見て、今日は授業に遅れることなく教室に着けるってことを確認する。
「よし、今日は完璧だなっ。じゃあ、行ってきます。」
もちろん、誰も部屋にはいないけど、
これを言うと、私の一日が始まる気がするから、いつも言うようにしている。
そして、私は気分軽やかに、玄関のドアを開けて部屋を出た。
「あ~、いい天気。」
朝の空は、とてもきれいで清々しい。
私は軽く伸びをしてから、部屋にカギをかけ、エレベーターに向かう。
すると、