キミが好きなのは俺

~♪~♬~♬~♪~





授業が終わり、席を立つと、優くんに声をかけられる。




「陽菜ちゃんも、頬杖ついたりするんだな、なんか意外だった。」



あ、バレてた?っていうより、バレるよね。






「あはは…。まぁ・・・ね。」



いつもは頬杖なんてつかないんだけどな。





なんとも言えない返事をして、次の教室へ向かうために、ここを出た。






私と優くんは隣に並んで廊下を歩いていると





「本当は、俺のマネ、してたとか?」



優くんは、自分の髪をくしゃっとして、少し笑いながら私の目を見つめる。
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