キミが好きなのは俺
「プラネタリウムですか?」
「うん、今日行こうと思うんだけど。」
「わぁ、好きです!私、星見るの大好きで。」
プラネタリウムとか、何年ぶりだろう…。
きっと今は、技術が進歩してとってもきれいなんだろうな。
「良かったー。陽菜ちゃんあんまり好きじゃなかったら
どうしようかと思ってた。」
キラキラした笑顔になった健一さんを見ると
私はどういうのが好きかとか、いっぱい考えてくれてたんだろうなと思う。
こうやって男性に予定を立ててもらうのって、なんだか嬉しいかも。
心の中でそんなことを思っていると、店員さんがきて、頼んだ食事が運ばれた。
そして、私たちは少しだけ会話をしながら遅めのお昼をとり、お店を後にした。