キミが好きなのは俺

「これ、お皿とセットになっているみたいなので、買っちゃおうかな。」



私は、お皿も一緒に、健一さんに見せてみる。





「うん、可愛いね。陽菜ちゃんらしいよ。」



「あはは。ありがとうございます。」



自分が可愛いと思ったものに共感してくれたことが嬉しくて

つい笑顔になってしまう。





すると健一さんが


「でも、これからプラネタリウムに行くわけだから

 見終わった後に買ったらどうかな?


 少し重いだろうし、もし割れちゃったりしたら、大変だからね?」



顔を傾けながら聞いてくれる。





「あ、確かにそうですね!

 プラネタリウムが終わった後でも、お店は開いてますもんね!」



「うん。だから、プラネタリウムが終わったら、また買いに戻ろう。」
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