キミが好きなのは俺
「本当に…、それでいいんですか?」
少し恥ずかしくなり、私は俯きながら尋ねると
「うん、それがいいな。」
健一さんは、さっきの笑顔を崩さないまま、そう答えた。
「…分かりました。
じゃあ、来週のお昼、学校でランチしましょう。」
その時、なにか作って持っていこうかな。
クッキーとかなら、簡単に作れるだろうし。
「うん、ありがとう。じゃあ、そろそろ行こうか。」
健一さんはそう言って
私と健一さんは、帰るために駅へと向かった。