キミが好きなのは俺
駅に着くと、健一さんの実家は反対の方向らしく、駅でお別れすることに。



改札も、各方面で分かれているから、改札の前であいさつをする。




「健一さん、今日は本当にありがとうございました。とっても楽しかったです。
 
 プレゼントも、大切に使います。」


そう言って、ぺこっとお辞儀をする。




「いえいえ、こちらこそ、楽しい時間をありがとう。

 最後はバタバタしちゃってごめんね。来週楽しみにしているよ。」


健一さんも、笑って返してくれる。





すると、ホームの案内が、健一さんが乗る予定の電車の到着を告げる。




「じゃあ、また来週ね。陽菜ちゃん、気を付けて帰ってね。」


手を振りながら、健一さんは少しあわただしく改札を通っていく。




「はいっ。ありがとうございました!」




少し焦った健一さんが可愛くみえてしまい、私は、健一さんが見えなくなるまで見送りをした。





そして、健一さんを見送った後、自分の家の方向へ行く電車のホームへと向かい

電車に乗って、帰宅した。
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